Alexander Lee – ビジュアルアーティスト
Alexander Lee
彫刻、絵画、版画、コラージュなど Alexander Lee は長い間、世界中で作品を発表してきました。フレンチポリネシアを愛するこのビジュアルアーティストは、有名なビーナス岬(Pointe Vénus) ビーチに近いタヒチ島のMahinaで育ちました。
子供の頃から絵を描くことに熱中していた彼は、高校を卒業してすぐにパリで美術を学び、その後アメリカでビジュアルアートを学びました。現在、彼は主にタヒチとニューヨークを拠点に活動し、世界中を旅して芸術プロジェクトを遂行しています。彼は、こよなく愛するフレンチポリネシアの島々、そして今日のフレンチポリネシアを構成する魅力的なミックスカルチャーにインスピレーションを得ています。
カリフォルニア生まれのタヒチ人と、タヒチで生まれた中国系(漢族)オリジンの両親を持つ彼は、日々出会う文化の多様性を通して世界を表現することを好みます。
「私たちはフレンチポリネシア独自のミックスカルチャーを持っています。これらの文化を経験した上で世界に出ていくことは、私の強みであり財産です。」と彼は語ります。
長年にわたりエア タヒチ ヌイのアンバサダーを務めるこのアーティストは、エア タヒチ ヌイのロゴの生みの親でもあります。
Alexander Lee が発見するフレンチポリネシアのユニークな旅をお楽しみください。
タヒチの島々で芸術に触れる
タヒチの島々は歴史と文化が豊かな場所です。Alexander Leeは、フレンチポリネシアの芸術を知るために、タヒチ博物館(Te Fare IaMahana)を訪れることをお勧めしています。常設展示室では、フレンチポリネシアの文化遺産が公開されており、フレンチポリネシアの5つの諸島それぞれが持つ芸術と歴史が紹介されています。フレンチポリネシアの文化全体をより深く理解し、様々な島の芸術(彫刻、タパ、日用品、タトゥー、音楽、ダンスなど)を鑑賞するのに理想的な場所です。
しかし、フレンチポリネシア文化は博物館以外でも体験することができます。祖先の人たちが残した遺産は、フレンチポリネシアのいたるところにある渓谷や遺跡で感じることができます。ライアテア島、フアヒネ島、モーレア島、タヒチ島のマラエ(古代の祭祀場)はその典型的な例です。
Alexander Lee が特におすすめするのは、マルケサス諸島のヒバオア(Hiva Oa)島にあるPuamau遺跡です。そこには素晴らしい考古学的遺跡があり、多くの荘厳なティキが島の歴史を物語っています。
タヒチの味覚を堪能する
タヒチ島の日曜日はマア・タヒチの日。これは、フレンチポリネシアの伝統的な食事で、伝統的なオーブンで調理された温かい料理と美味しい生魚で構成されています。Allbus Tahiti 協会は、毎月MahinaのTuauru 渓谷で伝統的なオーブンを使ったマア・タヒチをバンド演奏とともに開催しています。(フェイスブックではMaa Tahiti Buffet Jamet et Tepa の名前でアカウントを検索できます)
他の曜日には、タヒチの ルロット(フードトラック屋台) で同じようにフレンドリーな雰囲気を楽しむことができます。「タヒチにはフードトラックの文化があります。ケバブ、ピザ、生魚、中華料理など多彩なフードトラックがあります。私はPiraeのTinihauやArueのChez Pansiがお気に入りです。PaeaやPaparaにもお手頃価格のルロットがあります。島をドライブするときは、毎回違う屋台に立ち寄るようにしています。地域の人々に会い、地域経済を促進し、タヒチの人たちの日常生活を垣間見る楽しい方法です。それに道端の手描きの看板を見ることも楽しみの1つです。」
Papeno'o渓谷でのハイキング
島の内部を発見するには、緑豊かな森でのハイキングが一番です。タヒチ島には、ガイドの有無にかかわらず、ハイキングコースが多くあります。中でもPapeno'o渓谷は、地元の人々にも観光客にも人気のある、雄大な景色が印象的なコースです。「Papeno'o 川はタヒチ島で最も大きな川のひとつです。その名を冠した渓谷は深く、マラエ、ラバチューブ(溶岩流によって形成された岩のトンネル)、滝など、類まれな景観やスポットに満ちています。」
この神秘的な渓谷では、ハイキングやキャニオニングのクラブが定期的にツアーを開催しています。
Pointe Vénusビーチで泳ぐ
フレンチポリネシアには、絵葉書にふさわしい美しい白砂のビーチがたくさんあります。しかし、タヒチ島の海岸の大部分を占める黒砂のビーチでは、また別の美しい魔法が現れます。黒砂ビーチの魅力は、島での滞在を忘れられない思い出にしてくれるでしょう。
Alexander Leeにとって、フレンチポリネシアを最も特徴づける場所のひとつが、灯台が目印となるビーナス岬(Pointe Vénus)の火山砂でできたビーチです。「私はそこで育ち、夜になるとよく海に入ったものです。水中で生物発光する植物プランクトンを見ることができるんです。日中は、ビーチからはタヒチ島のディアデム山とモーレア島が正面に見えます。夕暮れ時にビーチの真ん中にいると、自分が海の真ん中にいるような気がして、宇宙の広大さを感じられるんです。」
Fenua産の製品を楽しむ
Fenua産(メイド・イン・フレンチポリネシア)の製品は数多くありますが、その中から Alexander Leeが選んだお気に入りの製品をご紹介します。
- タヒチ産バニラ:「タヒチ産バニラの素晴らしさはよく知られていますが、この上質で貴重な味覚を栽培している生産者たちに敬意を表したいと思います。 植え付け、受粉、サヤの収穫、乾燥といった工程は、島全体に官能的な香りのno'ano'a(香水)をもたらしています。」
- 手工芸品: 「特にオーストラル諸島の織物製品がお気に入りです。アーティストとして、私は職人たちが作品にもたらす現代性と創造性に感化されています。」
- ファツヒバ(Fatu Hiva)のモノイ「Sara Vaki がサンダルウッドと島の花で香りをつけたモノイを手作りで作り上げています。濃密で豊かな複数のアロマを持つ滑らかなオイルは素晴らしい一品です。」