Fruits de la passion dans un panier

Teheiura Teahui : シェフ・冒険家

Teheiura Teahui

シェフ、冒険家、島の大使、父親。Teheiura Teahuiは、自身の情熱を発揮できる多くの役割を担う人物です。ソシエテ諸島のタハア島で生まれたTeheiuraは現在はフランス本土に住んでおり、フランスのTVアドベンチャー番組『ランタ島』(『サバイバー』を元にした番組)で広く知られるようになりました。

その仕事をきっかけに、シェフは生まれ故郷の味覚に日々敬意を表するようになりました。彼のフードトラック「Le Manatoa」はフランス全土を回り、地元の味覚を提供しています。生魚とココナツミルクをあわせたポワソンクリュやファファチキン、タヒチビールがメニューに名を連ねます。

Teheiura Teahuiは、生まれてから20年間を過ごしたタハア島への愛をどこへ行くにも忘れることなく持ち運んでいます。彼は、自らの文化体験やフレンチポリネシアでの経験を、出会う人たちみんなと分かち合いたいと考えているのです。

「フレンチポリネシアの文化は常に私の人生の中で大きな部分を占めています。行く機会があれば、迷うことなく旅を楽しんでください

Teheiura Teahuiはユーモアを交えながら、フレンチポリネシアでの自身の体験をもとに、旅における最高のヒントをあなたに伝えてくれます。さあ、冒険へ出かけましょう。

famille dans un bungalow dans les îles de Tahiti

ゲストハウスに宿泊する

フレンチポリネシアを旅するにあたり、宿泊施設選びはとても重要です。

フレンチポリネシアでは「Pensions de Famille」と呼ばれるゲストハウスも充実しています。Teheiura は、島を訪れるすべての人にこうアドバイスします。

「できるだけ地元の人たちの近くで暮らしてみてください。ゲストハウスは、島の文化を体験するのに理想的です。もちろん、大きなホテルやレストランを楽しむのも最高ですが、ゲストハウスでは、よりポリネシアの生活スタイルや食文化を楽しむことができます。彼らのデイリーワークや地元の食、島の生活の独特な雰囲気を楽しむことができます。」

地元の人たちとのフレンドリーな交流は、リアルな生活な中での冒険を楽しむことができるでしょう。

Légumes fruits de Tahiti Taro, Fe'i, etc

地元産のものだけを食べてみる

フレンチポリネシアの味覚に情熱を注ぐTeheiuraシェフにとって最も大切なことは、滞在中は100%地元の食材を食べること。果物や野菜、新鮮な魚は食通をも満足させることでしょう。また、特別な食材もあります。「タハア島では、バニラやラム酒をたくさん生産しています。バニラとフレンチポリネシアのラム酒は絶品で、パリの農業ショーでは定期的に賞を受賞しています。」"

フレンチポリネシアでは、"les Roulottes"(フードトラック)があちこちで見られ、和気あいあいとした雰囲気の中で食事を楽しむことができます。日中には道路沿いで、夕方には VaieteやAorai Tini Hauなどで多く見られます。「私は、観光客の皆さまに、滞在中少なくとも1回は小さな "ルロット "ディナーを食べるように勧めています。」

最後に、シェフはfafaru(ファファル)についてこんな話もしていました。fafaruとは、海水ベースの塩水に魚を漬け込む伝統的な調理法で、フランス本土の最も香り高いチーズのように、理解されないことも多い食材です。「でもこれは、パリのエッフェル塔と同じくらい重要なものです。 fafaruを食べたことがない人は、タヒチに行ったことがないのと同じだ。」といつも言っているんです。

Vue aérienne du lagon et montagnes de Taha'a

タハア島を探索する

Teheiuraの生まれた故郷、タハア島はタヒチ島から飛行機で約45分のライアテア空港を経由し、ライアテア島からボート移動で到着します。この島はボラボラ島とフアヒネ島の間にあり、美しいラグーンを有しています。

冒険家にとって、タハア島はフレンチポリネシアへの旅で欠かせない目的地のひとつです。「タハア島は本当に美しい島です。バニラ農園に行ったり、島の伝説を聞いたり、とても状態の良いコーラルガーデンを発見したり。また、4WDのエクスカーションで島の内部を探検するのもおすすめです。」

Teheiura Teahui sur un motu dans les îles de Tahiti

他の島々を訪れる

フレンチポリネシアといえば、タヒチ島やボラボラ島を思い浮かべる方が多いと思いますが、これら以外にも信じられないような素晴らしい観光地がたくさんあります。フレンチポリネシアを構成する118の島々は、5つの諸島に分かれています。この多様性こそ、Teheiuraが皆さまに見てもらいたいものなのです。 「例えば、マルケサス諸島には壮大な断崖絶壁があり、リーワード諸島(ライアテア島、タハア島、フアヒネ島など)はフレンチポリネシア文化の有名な伝説を有し、とても平和な空気が流れます。ダイビングの愛好家には、ツアモツ諸島(ランギロア島、ファカラバ島など)の深い海も是非楽しんでもらいたいものです。」

plusieurs javelots sur un coco

7月に行われる伝統的なスポーツ大会に参加する

毎年7月、フレンチポリネシアはTiurai の祭典で賑わい、Heivaの歌と踊りの大会や伝統的なスポーツ競技が行われます。現在のフレンチポリネシア文化にどっぷり浸かる、またとない機会です。「見ているだけで楽しいものです。ココナッツの木に登ったり、槍投げをしたり、驚くようなストーンリフトをしたり。とにかく素晴らしい時間を体験できます。」 7月に開催される伝統的なスポーツ大会は、タヒチの公共公園で開催され、参加は無料です。ぜひイベントを楽しんでください。

Perles de Tahiti

タヒチのプロダクトやインスピレーションを持ち帰ろう

フレンチポリネシアは宝物であふれています。タヒチアンバニラやラム酒だけでなく、ティアレの花で香りづけされたモノイオイルや見事なブラックパールも、特別な旅のお土産として持ち帰ることができます。

また、自宅に帰ってからフレンチポリネシア料理のレシピを再現したい人にTeheiuraがヒントをくれました。「フレンチポリネシア料理にインスパイアをもらったら、あとは自分の好きなように料理することです。フレンチポリネシア料理の材料を皆さんの国で見つけるのは簡単ではありません。例えば、ファファチキンのレシピでは、ファファの代わりにほうれん草を使うといったアイデアを私の料理本 "Aventure culinaire"(料理の冒険)でご覧いただけます。」