Tim McKenna sous l'eau

Tim Mc Kenna : カメラマン・海洋アンバサダー

Tim Mc Kenna

Teahupo'oを代表する写真家Tim Mc Kennaは、サーフィンと写真という自身が持つ2つの情熱を見事に組み合わせてきました。タヒチに拠点を移して20年になる彼は、今やサーフィンと海のスペシャリストともいえる存在で、フレンチポリネシアの海の魅力を存分に語ることができる人物です。

フランス南西部でキャリアをスタートさせたTim は、すぐに世界中を旅するようになりました。主な仕事として、彼は、90年代から2000年代にかけてブームとなったサーフボードスポーツブランドの撮影を担当していました。そして、多くの旅の中で、彼はフレンチポリネシアの島々と太平洋の素晴らしい波に惚れ込みました。そして、できるだけ海の近くで暮らしたいという思いから、フレンチポリネシアへの移住を決意したのです。

島々の鮮やかな色彩、トロピカルな風景、海の素晴らしさにインスパイアされたTim Mc Kennaは、見事な写真を通してフレンチポリネシアの美しさを表現しています。また、彼のお気に入りの被写体であるTeahupo'oの壮大な波の写真を収めた写真集も出版しています。

彼はこう語ります。「さまざまな風景にインスピレーションを受けます。どの島もそれぞれ違った風景があり、それぞれに特別な雰囲気があり、そして、どの島も本当に美しいです。」

これらの素晴らしい風景を自分の目で見に行きたいと思っても。何から始めたらいいかわからない方も多いのではないでしょうか。世界で最も美しい島々で特別な冒険を楽しむためのTim Mc Kennaによるアドバイスをお読みください。

Vague de Teahupo'o

Teahupo'oの波を見に行く

Tim Mc Kennaにとって、フレンチポリネシアで最初にすべきことは、もちろん、島の南にある象徴的なサーフスポットTeahupo'oの波を見るためにタヒチ島に立ち寄ることです。「私にとってここの波は、世界で最も美しく、フォトジェニックな波です。波はとてもコンパクトで、すべてのエネルギーが波の終わりの一カ所に視覚化されます。そして何よりも、ここの波は完璧なチューブになります。サーファーにとって、チューブライドは最上級の憧れです。それを成功させるのは複雑な技術が必要であり、波の中にいるときには信じられないような光景を見られるからです。」

Teahupo'oはただ単にいい波が立つだけの場所ではありません。地元の人たちの待ち合わせ場所であり、世界中の経験豊富なサーファーたちの白昼夢であり、時代を超越した憧れの場所でもあります。 「Teahupo'oは、周辺の村や山々、そして1メートルから10メートルを超える波が見せてくれる驚くべき光景など、さまざまなものが組み合わさって特別な場所になっているのです。とても不思議な魅力がある場所です。」とTim Mc Kennaは語ります。

岸から遠く離れたところで生まれるこの波は、Teahupo'o Marinaにあるタクシーボートを使って見に行くことができます。「大きな波を見るには、5月から10月の間に行く必要がありますが、波は一年中見ることができます。もちろん、行く前に天気予報をチェックすることをお忘れなく。」

Tim McKenna faisant du kitesurf

ウォータースポーツに挑戦:サーフィンとカイトサーフィン

世界で最も有名な波を見たら、サーフィンのスリルを味わってみたいと思いませんか?危険なことでも有名なTeahupo'oは経験豊富なサーファーのみが楽しめる場所ですが、タヒチ島には最高のコンディションで波とのセッションを楽しめる美しいスポットがあります。 「タヒチ島は波の種類が豊富で、ビーチブレイクやリーフがあり、小さい波からTeahupo'oのような大きな波までたくさんの波が楽しめます。初心者には、タヒチの東海岸にある Papeno'oのサーフスクールがおすすめです。リーフほど波が大きくないので、サーフィンを学ぶのに最適な場所です。」

また、フレンチポリネシアでできるウォータースポーツはサーフィンだけではありません。Tim Mc Kennaはカイトサーフィンも楽しんでいます。「ツアモツ諸島はカイトサーフィンに最適な諸島です。ファカラバ島(Fakarava)のSouth Passやティケハウ島(Tikehau)のような最高のカイトサーフィンスポットに行くには、ボートをレンタルすることをお勧めします。ほとんどの環礁は山がなく風が安定しているので、カイトサーフィンに最適です。」ツアモツ諸島以外では、ボラボラ島やタヒチ島のMotu Martinでのセッションをおすすめしています。

Vue sur un voilier naviguant devant des montagnes

ソシエテ諸島をセーリング

海を愛するTim Mc Kennaは、ポリネシアの海を離れることなく、旅を楽しむパーフェクトな方法を見つけました。 「ライアテア島からタハア島へ、あるいはボラボラ島へ、島から島へセーリングで移動しながら、あちこち歩き回ることを楽しんでいます。島から島へ、セーリングで移動しながらたくさんの島を楽しみます。」

多くのチャーター会社が、オールインクルーシブのセーリングホリデーを提供しています。これらのパッケージには、通常、すべてのソシエテ諸島間の移動(タヒチ島、モーレア島、フアヒネ島、ライアテア島、タハア島、ボラボラ島)、または2つの島(たとえばタヒチ島とテティアロア島など)の間の移動が含まれています。

Vue aérienne sur l'île de Mangareva aux Gambier

ツアモツ諸島とガンビエ諸島を探検する

Tim Mc Kennaにとって、他のフレンチポリネシアの島々も決して遠い存在ではありません。 「自然の中でパワーチャージをしたいなら、ツアモツ諸島とガンビエ諸島を訪れるべきです。美しいビーチはもちろん、ガンビエ諸島では山も楽しめます。人は決して多くなく、四方は自然に囲まれています。スキューバダイビングをするなら、ティケハウ島、ランギロア島、ファカラバ島がパーフェクトな選択肢です。」

彼自身、仕事のためにしばしばツアモツ諸島を訪れています。 「自然がいたるところにあり、美しい海やラグーンを楽しむことができます。しかも、水の透明度がとても高いので、私のように水中で写真を撮るのが好きな人に最適な場所です。波があって、水が澄んでいて、魚がたくさんいて、サンゴがたくさんある、私の大好きな諸島です。」

Corbeilles de produits locaux

地元の味覚を味わう

旅の充実には美味しい食べ物が必須。100%フレンチポリネシアの体験を楽しんでもらうために、Tim Mc Kennaがお勧めする地元の特産品をご紹介します。 

- マグロ「フレンチポリネシアに来たら、ぜひマグロを食べてください。他の地域と比較して、魚の品質が大変優れています。とても新鮮で、値段も手ごろです。」

- ココナッツウォーター「ココナッツを拾って、中のココナッツウォーターを飲むだけ。のどの渇きを見事に癒してくれます。健康にもいい飲み物です。」

- Le pua'a rôti(豚の丸焼き): 「日曜日はPua'a rôtiを買うべきです。フレンチポリネシアに来たら是非試すべき一品です。」

これらは、パペーテのマルシェの露店や道端の屋台で見つけることができます。 「道端の露店やルロット(フードトラック屋台)に是非立ち寄ってみてください。とても美味しい果物や魚に出会えます。ここはフレンチポリネシアの生活の場です。情報が必要な時には、遠慮せずに地元の人々に尋ねてください。彼らはとても親切で、喜んで自分の経験を伝え、よいアドバイスをしてくれるでしょう。」