タヒチのカルチャーカレンダー:イベントとフェスティバル
フレンチポリネシア滞在中に、見ておきたいショーやイベントはありますか?
観光客が、フレンチポリネシアの文化や芸術、そして島々の魂を形づくる先祖伝来の伝統に触れることができる機会をご紹介します。
一年を通して、フレンチポリネシアではさまざまな文化遺産を祝う、華やかなイベントが開催されます。エンターテインメント、伝統的な芸術の実演、ダンスパフォーマンス、一般参加も可能なローカルスポーツイベント、タヒチで開催される映像・映画フェスティバルなど、その範囲は多岐に及びます。
フレンチポリネシア旅行の計画に役立つよう、島々を彩る主なカルチャーイベントをまとめました。タヒチの島々の年間イベントカレンダーを通して、その年に開催される注目のイベントをチェックしてみましょう。
ご注意
掲載しているイベントや開催日は変更となる場合があります。実際に旅行を計画する際は、各イベントの公式ウェブサイトで開催の有無や最新の開催日程をご確認ください。
1月~6月の旅行におススメのカルチャーイベント
FIFO:ドキュメンタリー映画祭
開催予定時期:毎年1月、2月
「太平洋国際ドキュメンタリー映画祭(FIFO)」では、その年に制作された優れたドキュメンタリー作品を紹介します。
文化、スポーツ、自然、政治、伝統芸能、自伝など、南太平洋を舞台にしたさまざまなテーマの作品が上映され、映画を通して、知られざるフレンチポリネシアの魅力や人々の暮らしに触れることができます。
FIFOは毎年、タヒチ島のパペーテにある「タヒチ文化会館/Maison de la Culture de Tahiti)」のグラン・テアトルおよびプティ・テアトルで開催され、エア タヒチ ヌイ協賛のもと、多彩な作品を通してオセアニアの文化を世の中に発信しています。
マタリイ・イ・ラロ(Matari’i i raro):乾季
開催予定時期:毎年5月20日頃
フレンチポリネシアには、大きく分けて2つの季節があります。豊穣の季節である「マタリイ・イ・ニア(Matari’i i nia)」と、乾季(収穫の少ない時期)を意味する「マタリイ・イ・ラロ(Matari’i i raro)」です。
「マタリイ・イ・ラロ」は、伝統的には「ラーフイ(rāhui)」と呼ばれ、フレンチポリネシアの空にプレアデス星団が沈む時期にあたります。この時期は、土地や自然を休ませる期間として、収穫や漁が制限されます。
この期間は自然の恵みを一度休ませ、その循環を見つめ直す大切な時期でもあります。旅行者にとっても、地元の人々とともに自然のリズムを感じ、フレンチポリネシアの伝統的な自然との向き合い方に触れる機会となるでしょう。
この時期には、地域の団体や自治体によって、一般参加が可能なさまざまなイベントが開催されています。
7月・8月の注目イベント
ヘイヴァ・イ・タヒチ:歌とダンスのコンテスト
開催予定時期:毎年7月
フレンチポリネシアのカルチャーイベントを語るうえで欠かせないのが「ヘイヴァ・イ・タヒチ」です。タヒチ文化会館が主催するこの伝統的なイベントは、フレンチポリネシアの文化と伝統を祝う、年間を通じて最も重要なイベントのひとつです。
通常、タヒチ島パペーテにある屋外コンサート・パフォーマンス会場「トアタ(To’atā)」で開催され、数日間にわたって、さまざまなグループが色鮮やかな伝統舞踊や歌のコンテストを繰り広げます。
情熱と迫力に満ちたパフォーマンスは、タヒチを訪れる旅行者やフレンチポリネシア文化の愛好家にとって、必見のイベントです。一年の中でも、フレンチポリネシアの文化と伝統を最も華やかな形で体験できる機会と言えるでしょう。
ボラボラ島を訪れる予定の方へ
同じ時期に「ヘイヴァ・イ・ボラボラ(Heiva i Bora Bora)」も開催されます。ここでは、ボラボラ島ならではの伝統文化やパフォーマンスを楽しむことができるでしょう。
ヘイヴァ・トゥアロ・マオヒ:伝統スポーツ
開催予定時期:毎年7月
フレンチポリネシアの伝統に根付いた、ユニークなスポーツを体験してみましょう。毎年7月に開催されるカルチャーイベントで「ヘイヴァ・イ・タヒチ」と並んで人気なのが、「ヘイヴァ・トゥアロ・マオヒ(Heiva tū’aro mā’ohi)」です。
週末の数日間にわたり、果物を運ぶリレー、やり投げ、ヤシの木登り、ココナッツの殻むき、石の持ち上げ、伝統レスリングなど、フレンチポリネシアに古くから伝わるさまざまな競技が行われます。
会場では、伝統文化を実際に体験できるワークショップや、伝統的なパフォーマンスも楽しめます。7月にフレンチポリネシアを訪れるなら、ぜひ体験したいイベントのひとつです。
また、フレンチポリネシアを代表するスポーツであるヴァア(アウトリガーカヌー)やカヌーの競技も、同じ時期に開催されます。
9月~12月の旅行なら、文化をめぐる旅へ
マタリイ・イ・ニア(Matari’i i Ni’a):豊穣の季節
開催予定時期:毎年11月20日頃
「マタリイ・イ・ラロ(Matari’i i raro)」の乾季(収穫の少ない時期)を終えると、年末にかけて、豊穣の季節が始まります。「マタリイ・イ・ニア」は、夜空にプレアデス星団が昇る時期を意味します。
フレンチポリネシアでは、この時期は祝祭の季節です。果物や魚が豊富に採れる、恵み豊かな時期の始まりを告げる大切な節目です。
期間中は、カヴァの儀式をはじめ、歌やダンスのパフォーマンス、さまざまな文化体験など、一日を通して楽しめるイベントが数多く開催されます。こうしたイベントは、タヒチ島やモーレア島をはじめ、各島で行われています。
タヒチの季節や、フレンチポリネシア旅行におすすめの時期について、さらに詳しい情報をご確認ください。
フラ・タパイル(Hura Tapairu):ダンスコンテスト
開催予定時期:毎年11月
タヒチ島・パペーテにあるタヒチ文化会館が主催する「フラ・タパイル」は、小規模なダンスグループを対象としたダンスコンテストです。
参加グループには、自由な芸術表現が認められており、それぞれの個性や才能を存分に披露しながら、タヒチアンダンス「オリ・タヒチ(‘Ori Tahiti)」の著名なグループと競い合います。
また、フラ・タパイルは、ダンサーやグループにとって大きな舞台への登竜門でもあります。ここで経験を積み、その後「ヘイヴァ」などの大きな大会へ挑戦する参加者も多くいます。
フレンチポリネシア各地の島々から集まるグループに加え、海外から参加するダンサーやグループのパフォーマンスも楽しめる、タヒチアンダンスの魅力を身近に感じられるイベントです。
オリ・タヒチ・ヌイ・コンペティション:ダンス
開催予定時期:毎年11月
Tumata RobinsonとManouche Lehartelによって創設された「オリ・タヒチ・ヌイ・コンペティション(Ori Tahiti Nui Competitions)」は、現在ではタヒチアンダンスの世界で見逃せないイベントのひとつとなっています。
毎年、フレンチポリネシアをはじめ世界各地から800人を超えるダンサーやアーティストが集まり、ソロ、または5人編成の小グループで競い合います。ここでは伝統的な「オテア(‘ōte’a)」や「メフラ(mehura)」など、さまざまなスタイルのタヒチアンダンスを楽しむことができます。
さらに「オリ・タヒチ・ワールド・チャンピオンシップ(Ori Tahiti World Championship)」のガラ公演も開催。世界各地の主要な国際大会を勝ち抜いたトップダンサーたちが集結し、世界一のダンサーの座を競います。日本で開催される「ヘイヴァ・イ・東京」や、ロサンゼルスで開催される「ヘイヴァ・イ・ロサンゼルス」などの大会を経て選ばれたダンサーたちの華麗なパフォーマンスも見どころです。
マタヴァア・オ・テ・ヘヌア・エナナ(Matavaa o te Henua Ènana):マルケサス諸島の文化
開催予定時期:隔年12月
マルケサス諸島を代表する、伝統文化と芸術の祭典です。2年に一度開催される「マタヴァア」には、マルケサス諸島の各地から人々が集まり、受け継がれてきた文化や歴史を祝います。
歌やダンス、音楽、伝統工芸、郷土料理など、先祖代々受け継がれてきたさまざまな文化が、島々を越えて交流します。祝祭ムードに包まれる中、マルケサス諸島ならではの豊かな伝統文化を体験することができます。
隔年12月に開催されるこのイベントは、島々の人々が一堂に会し、絆を深める特別な機会でもあります。マルケサス諸島の文化遺産を次世代へ継承するとともに、その魅力を諸島の外へと広く発信する重要な役割を担っています。
その他のさまざまなイベント
これらの主要な年間イベントに加え、タヒチの島々では、一年を通して数多くのクラフトフェアやアートフェア、パフォーマンス、伝統的な儀式、フレンチポリネシアの文化遺産を祝うイベントなど、さまざまな催しが開催されています。
リゾートホテルでの夜のショーやコンサート、ダンスパーティーなど、タヒチ滞在中に楽しめるイベントをお探しの場合は、モーレア島、ボラボラ島、フアヒネ島など各島のイベント情報が掲載されている、タヒチ観光局のイベントカレンダーをチェックしてください。