Danee Hazama - カルチャーフォトグラファー
Danee Hazama
Danee Hazamaは才能ある写真家です。カルチャー要素があるものの撮影をメインとしていますが、Daneeはありとあらゆるものを被写体に取り入れます。彼にとって被写体はどこにでも溢れているのです。彼の写真への情熱はカリフォルニアの大学で始まりました。彼のキャリアはアメリカで始まり、10年後にタヒチに定住することを決意します。
フレンチポリネシアへの最初の旅で彼はマルケサス諸島を訪れ、地元の人々のおかげでその文化にどっぷりと浸りました。島のあらゆる文化的側面に魅了されたDaneeは、すぐに島の歴史に興味を持つようになり、以来、彼はフレンチポリネシア人の起源を研究しています。伝統的な二人乗りカヌーを再現した船で太平洋を横断するFa'afaite adventureに参加し、フレンチポリネシアの人々の起源と移動の軌跡を台湾まで遡る大規模な研究プロジェクトを立ち上げました。今日もDanee Hazamaは調査を続け、壮大な写真と映像で祖先の物語を伝えています。
「ハワイには"Kuleana "という言葉がありますが、それは "責任 "という意味です。私の責任は、写真を通してフレンチポリネシア人の祖先の物語を伝えることです。民族間の文化的な共通点を示し、フレンチポリネシアがひとつの大きな家族であることを伝えたいのです。」
現代の探検家が語るフレンチポリネシアの魅力。Danee Hazamaのアドバイスと島々の探検に関するヒントをお楽しみください。
島を発見するためのハイキング
フレンチポリネシアの島々は、環礁島と山岳島の2つのカテゴリーに分けられます。山岳島のカテゴリーには、タヒチ島、ボラボラ島、ライアテア島、そして類まれな山々を持つマルケサス諸島が含まれます。Danee Hazamaはこれらの素晴らしい環境を楽しむことができるハイキングに出かけるのが大好きです。 「タヒチ島は最も島の歴史が若く、最も高い山を持つ島です。一人で出かけることができるハイキングコースも含め、ここには美しいハイキングコースがたくさんあります。」
彼のお気に入りのハイキングコースを2つご紹介します。
- Fautaua渓谷「ここに入るには、パペーテ市役所の許可が必要です。とても美しい、素晴らしい渓谷です。」
- Hitia’aの溶岩洞窟「古代火山の溶岩によって形作られたトンネルで、渓谷の中心にあります。 ここは、ツアーガイドに案内してもらう必要があります。溶岩洞窟を通り、川の中を歩き、ロープで岩を登り、さまざまな溶岩洞窟のアーチをくぐって滝にたどり着きます。ハイキングコースではいくつもの滝を見ることができます。」
タヒチ島には様々なハイキングコースがあります。それぞれの方のレベルに適したコースが見つかるでしょう。難易度の高いコースや、あまり標識のないコースでは、必ずガイドを雇いましょう。山に恵まれた島の最も美しい風景を発見する手助けをしてくれるプロがたくさんいます。
マルケサス諸島でのスキューバダイビング
フレンチポリネシアでのスキューバダイビングは、挑戦するすべての人を驚かせます。ソシエテ諸島とツアモツ諸島は、もちろん最も人気のあるダイビングスポットのひとつですが、Daneeのおすすめはフアヒネ島とティケハウ島です。「ティケハウ島は、たくさんの魚や生き生きとしたサンゴを見ることができます。ダイビングに最適な場所のひとつでしょう。Jacques Cousteauは、ティケハウ島が最も魚の種類が多い場所のひとつだと言っていました。すごく素晴らしい場所です。」
また、ツアモツ諸島の海から遠く離れたマルケサス諸島で、彼はもうひとつの特別なダイビングスポットを発見しました。「Marquises Diving Centerと一緒にヒバオア(Hiva Oa)の海に潜りました。ダイビング・インストラクターのHumuと行くダイビングツアーではヒバオア(Hiva Oa)とTahuataの沖合で潜ることができます。ツアモツ諸島よりも少し暗いですが、野性味に溢れており独特の感覚を味わえます。そこでは崖に沿って潜ることができ、マンタやいろいろな生き物を見ることができます。それから、TahuataのHapatonという人里離れた村に行けば、考古学的な遺跡があります。タヒチにはもう行ったことがあるけど、何かまた違う経験をしたい、という人にはとてもおすすめです。」とDaneeは語ります。
マルケサス文化に浸る
Danee Hazamaは常に文化的な観点から島を探求してきました。「私はフレンチポリネシア文化に情熱を持っています。初めてマルケサス諸島を訪れた時に考古学者に出会い、いくつかの考古学的発掘のプロジェクト・カメラマンに誘ってもらいました。」マルケサス諸島は、彼の心の中で重要な位置を占めています。「マルケサス諸島は私の大好きな島々です。観光地化されていないマルケサス諸島は、日常と違う雰囲気を味わうには最高です。自然の中にいるような感覚になるし、文化もとても豊かです。」とDaneeは語ります。
実際、マルケサス文化は特に豊かだと言えるでしょう。考古学的遺跡、芸術、ダンス、工芸、タトゥーは、マルケサス諸島が持つ多彩な文化のほんの一部にしか過ぎません。「フレンチポリネシアのタトゥーはよく知られていますが、タトゥーはタヒチからではなく、マルケサス諸島から伝わったものです。タヒチのモチーフもありますが、どこでも見られるタトゥーのほとんどはマルケサス諸島で生まれたものです。」
古代の航海術を発見する
「歴史上で最も重要な出来事のひとつは航海です。先祖はカヌーで太平洋を渡ってきたのです。私たちの旗は航海するカヌーを表していますが、実際に航海する人は今ではほとんどいません。」
Danee Hazamaは過去、 Fa'afaite Tahiti 航海協会の遠征に参加しました。この大きな二重の帆船カヌーは、フレンチポリネシア人が太平洋を横断する長い移動の際に使用したカヌーのレプリカです。
Fa'afaiteは先祖伝来の航海術を復活させ、民族と海、そして歴史とのつながりを紐解き、語り継ぐことに貢献しています。「Fa'afaiteとともに、私たちは太平洋を航海してきました。そして、この知識を生かすために、古い伝統的な航海術の教えを永続させようとしています。さまざまな島の文化に出会い、先祖がどのように航海してきたかを見るのは素晴らしい経験でした。もちろん先祖と全く同じではないかもしれませんが、似た旅を経験しました。少なくとも私たちは、航海が実際にどのようなものであったかを感じる機会を得たのです。そうすることで、ツプナ(先祖)に対する尊敬の念がさらに強くなりました。」
フレンチポリネシアの伝統的なセーリングについてもっと知りたい方は、Fa'afaite expeditionsをフォローしてください。また、伝統的なセーリングを体験したい方は、専門のガイドと一緒に文化を紐解きながらセーリングを体験できる小型のセーリングカヌー体験もあります。
レンタカーでタヒチ島を観光する
「タヒチ島に来ると、ほとんどの人がタヒチ島の見どころはパペーテだけだと思い、モーレア島やボラボラ島に移動してしまいます。でも、実際は、タヒチ島はとても美しく楽しい島です。」
写真家である彼にとって、タヒチ島での楽しみ方のひとつは、レンタカーを借りて島をドライブすることです。家族連れには最適なお出かけプランと言えるでしょう。タヒチの宝物をすべて発見できるエキサイティングな1日があなたを待っています。「家族で美しい景色を見ながらサンドイッチを食べたり、地元の食材を手に入れたり、ちょっとしたピクニックができる場所を探したりするのも楽しいでしょう。また、PaeaにあるMara’aの洞窟や、滝が見られるMataiea のVaipahi Gardenを見に行ったり、Teahupo’oに行って大きな波を見たり、楽しい場所は無限にあります。」
Daneeはまた、ポリネシアの伝統医療など、あまり知られていないポリネシア文化を知ることができる、あまり観光地化されていない場所に立ち寄ることもすすめています。「例えば、Pépinière Gooding Mahinaに立ち寄ってみてはどうでしょうか。薬草園を見て、薬草について学ぶことができます。」