Agnès Benet - 水中生物学博士
Agnès Benet
Agnès Benetは子供の頃から海が大好きでした。フランス首都圏の海の近くで生まれ、家族が持っていた海への情熱を受け継いだことが、彼女のキャリアに影響を与えました。現在、 Agnès Benetは水中生物学の博士号を取得し、海洋哺乳類とサンゴ礁の研究を専門としており、特に、人間の活動が生物や環境へ与える影響について研究しています。
魅力的であり同時に傷つきやすい海洋生物への愛が、 Agnèsをタヒチに移住させ、タヒチ語で「クジラの目」を意味するMata Tohora協会を設立させました。彼女はまた、毎年恒例のイベント「クジラの日」をスタートさせました。
この年中行事に加え、Mata Tohora協会は、フレンチポリネシア海域に生息する様々な種類のクジラやイルカを保護するための最善策を地元住民や観光客、専門家(漁師、観光サービス業者など)に伝えるよう努力しています。
「 クジラとイルカは本物のマナ(魂)を持っており、彼らには特別なエネルギーがあります。」と彼女は述べます。
彼らの健康を保ち、ザトウクジラやすべての海洋動物を守っていくためには、敬意を持って観察することが不可欠です。Mata Tohoraのウェブサイトには、海洋動物を守るためのあらゆる情報が掲載されています。壊れやすい生態系を乱すことなく島々を探検するには、野生動物への敬意と理解が不可欠です。
Agnès Benetの目を通して、フレンチポリネシアの魅力を発見してください。
シュノーケリングやスキューバダイビングを楽しむ
フレンチポリネシアの海とラグーンは生命に溢れています。シュノーケリングでもダイビングでも、どの島においても魚やサメ、エイ、イルカ、サンゴに出会えるでしょう。
海洋生物を観察するために、そしてタヒチで最も美しいスポットを発見するために、Agnès BenetはPunaauiaにあるEleuthera などのダイビングセンターを訪れることを勧めています。環礁は非常に特殊な環境で、信じられないほど豊富な生物多様性を形成しています。特にティケハウ島やファカラバ島は、ユネスコの生物保護区に指定されているエリアを有しており、そこでは最高のシュノーケリングやスキューバダイビング体験ができるでしょう。「私は、ダイバーや海が好きな人たちに、両方のタイプの島(山岳島と環礁)を見ることをおすすめします。」とAgnèsは語ります。
彼女はまた、そうした恵まれた環境は同時に壊れやすい環境でもあり、何としてでも守っていくべき場所であることを思い出させてくれます。例えば、サンゴは1年に数ミリしか成長しないので、フィンで傷つけないように充分に注意してください。
陸地からのホエールウォッチング
この雄大な動物たちの邪魔をせずに観察する方法として、島からホエールウォッチングを楽しむという優れた解決策があります。フレンチポリネシアにはいくつかクジラが見られるポイントがありますがが、意外なビューポイントとして、タヒチの南に位置するオーストラル諸島にあるザトウクジラの島、ルルツ島をあげています。「島を一周するルート上の海や湾に面した場所に停車をして、クジラを邪魔することなくホエールウォッチングをすることができます。双眼鏡でも肉眼でもクジラをよく見ることができますし、ゆっくり時間をかけて観察することができます。多くの場合、クジラ自身が島の周りを回っていますので、私たちも島を一周すれば、一日中クジラを見ることができるという最高の環境です。
モーレア島ではTemaeの展望台で、タヒチ島ではArueとMahinaの間にあるTahara'aの頂上で時々クジラを見ることができます。」
ボートから海洋哺乳類を観察する
クジラを間近で見るには、さまざまな島で催行されているボートツアーを利用するとよいでしょう。「私たちは動物たちを尊重しなければなりません。可能な限り環境に配慮した観察を行うツアー会社を皆さまが選ぶことができるよう、私たちはMata Tohoraラベルを制定しました。このラベルを持つツアー会社は、特に動物に配慮してツアーを催行しています。その中でも、Tohora Bora Boraは特に高い配慮を施したホエールウォッチングツアーを企画しています。このツアーは、すでに何度かシャチに遭遇したこともあります。 ボラボラ島は、ザトウクジラやシャチ、マッコウクジラなどを一番高い確率で見られる場所です。」
ザトウクジラのシーズンは、フレンチポリネシアでは7月から11月にかけて。イルカは、ハシナガイルカなど一年中見られる種類もいて、スキューバダイビングやボートクルーズで観察することができます。
自然の中でピクニック
ビーチでも山でも、美味しく楽しいピクニックができる場所はたくさんあります。パラダイスでのランチの舞台を選ぶのはあなたです。!「私はタヒチ島の半島や、モーレア島のTemaeビーチでピクニックするのが好きです。
海やラグーンがフレンチポリネシアを旅する主な理由でしょうが、フレンチポリネシアの緑豊かな山々もまた、ひと目で旅行者を魅了します。「私はよくBelvédèreに行って少し散歩をしたり、山の中でピクニックをしたりします。あらゆるものから離れて自然の中心にいるのが大好きです。」フレンチポリネシアの素晴らしいところは、山にいても、平地にいても、海にいても、特別な輝きがあり、光が壮大なことです。
タヒチ島のTe Pariを探検する
フレンチポリネシアの山々にはハイキングコースが多くあり、格別な景色や、時にはチャレンジングな道のり、そして美しい眺望を楽しむことができます。数あるハイキングコースの中でAgnès Benetが最もお気に入りなのは、タヒチ島の半島 (Presqu'île) にあるTe Pariです。このユニークな冒険路では、海や川、緑豊かな山、滝、洞窟、川を見下ろす崖などが次々と現れます。
この特別なハイキングコースのスタート地点へは、タヒチ島の道の終点Teahupo'oからタクシーボートで向かいます。「もちろん、このハイキングコースに挑むには完璧な天候と体調が必要ですが、条件が揃えば素晴らしい体験になるでしょう。そこは世界の反対側で、手つかずの自然が残っています。自然を愛する人たちにとっては完璧な場所なのです。」とAgnès Benetは語ります。